ダンス×方向性×自然体

ダンス
2/20につくば市でダンス会社を立ち上げている林田裕樹氏の「勇者の鼓動」の講演を聞いた。林田氏は、高校まではスポーツ少年であったが、大学に入りダンスの魅力に取り付かれ、成り行き(?)でダンスで身を立てる道に進んだ。

方向性
林田氏は非営利法人NDASと有限会社DAS(D-Lifeに改名の予定)に代表となっている。非営利法人NDASの方は地域社会で文化としてのダンスを広めることをミッションに、有限会社DASではダンスで飯を食うことをミッションに活動している。非営利でダンスの一般の人への普及で横に広げ、営利法人で深く狭くダンスの技能や専門性の追求という両者のよい点を重ね合わせて活動していると感じた。

私自身、アウトドアスポーツをどのように発展するか考えてきたが、広く普及させるべきか、あるいは競技として専門性を深めるのか常に悩んできた。しかし、林田氏の活動の二つの方向性の説明を聞いて、自分で悩んでいる点が明確になってきた。広めるのと深めるのは方向性が違うが、どちらを伸ばしてもスポーツの価値を高めることができるのだ。

自然体
林田氏は種子島出身で自然の中で色々学んだと言う。私が共感を受けたのは、彼は自然の中でどこまでやったら危険かを学んだと話していた点だ。彼は、そのおかげでビジネス上でも限界を見極めて、他者との協調関係を保っているようだ。

私も八丈島出身で父から海の怖さと楽しさを教えてもらった。そのおかげで自然と自然の怖さや乗り物でのアクシデントにも体で反応し危機を回避する能力がついた。だから、危機回避の分野は違うが、林田さんが言わんとしていることは納得できた。