障害者×スポーツ×感動

 昨日、「勇者の鼓動」でエイベックスの三浦卓広氏の講演を聞いた。以前にエイベックス社長ブログを見たことがあり、とてもナイーブで、とてもまじめな社長という印象があった。三浦氏のエイベックスグループの仕事のやり方の説明を聞いて、さすがよく考えられている会社だと感じた(エイベックスアーチストの音楽は好きじゃないけど)。エイベックスは音楽産業から感動を創るエンターテイメント産業へ転換を図っているとのことだ。社長松浦氏の言葉で「ディズニーに似たものになる」という感じのがあったが、正に感動を創る会社だと感じた。パワーポイントの一枚一枚に感動創造企業のヒントがあって、一生懸命メモをした。本当に講座に参加していてよかった。
 音楽CD産業の衰退は、経済不況の例として挙げられるが、エイベックスも例にもれず、CDや音楽配信の売り上げ減少は想像以上だったと三浦氏は語った。しかし、エイベックスは音楽配信事業にのみに依存せずアーチストや芸能人のコンテンツ権利を保有して、それで稼ぐという事業展開を図ったため生き残ったのことだ。確かに音楽産業で20年間維持できたのは珍しいと言えよう。
 講演の本題は、三浦氏が個人的にスポーツを進めようとしたところに、会社で雇った障害者と出会った。次第に障害者スポーツで感動価値を想像するという方向に考え始めたという。障害者スポーツも実はよく見てみると健常者でもできるスポーツがあるので、それはスポーツの一つのカテゴリーとして見てもよいと思う。
 私自身40代でアスリートを目指している。エイベックスのような企業には障害者スポーツだけでなく中高年アスリートの支援などもやってもらいたいと思う。