#48,49 曇りの日の飛び方

今日は午前中が雨で、午後はどんよりとした曇がびっしりと張り巡らしている天気だ。無線誘導生にはラッキーな日だ。というのは、サーマルも出ないので空気がかき回される可能性が少ない。風が穏やかであれば、ラッキーである。おかげで、午後から行ったにもかかわらず、二回も飛べた。


空一面、雲がかかっている曇りの日は全くサーマルが起きないので、高高度獲得は無理なのかと思っていた。ところが、先輩からこんなことを教えてもらった。


雲があるということは気流が上昇しているということだから、雲の中でも黒い雲を探して、雲の下を飛べばいいということだ。
黒い雲は空気を吸い上げているが、雲の真ん中を飛ぶと吸い込まれるので危ない。これをクラウドサックという。だから黒い雲の淵の下をぐるぐると回ると良いのだそうだ。雲の真ん中の下を飛ぶのは吸い込まれるのでとにかく危ないそうだ。


雲に吸い込まれたら、ダイブしたらいいんじゃないですか、と質問すると、体が軽いとうまくダイブ出来ないので、難しいとのことでした。確かに、鳥でもスズメのような小鳥と体重の重い猛禽類では飛び方も違うし、できる飛び方も違うよね。