アウトドアスポーツの意義

 アウトドアスポーツというものの意義は、大人に少年時代価の楽しかった事を思い出させることだと思う。


 私自身、アウトドアスポーツをやり始めたきっかけは、子供の頃に楽しかった思い出ややりたかったことを思い出して、アウトドアスポーツに行き着いたのだった。


初めてアイススケート場で滑って楽しかったこと。
マッハ号のアニメを見て、自分も田舎道やジャングルを走りたかったこと。
たった一度だけど、ゴーカートに乗って弟と競争したこと。
崖のところでダンボールを使ってそりにして滑ったこと。
自転車に乗って、いつもあの道の向こうはどうなっているのか思いをはせていたこと。
スキーを初めて滑ったとき、一分一秒を惜しんで、滑り続けたこと。


 大人はみんな昔子供だったのだ。現代人は、私も含めて、子供の頃の楽しかった思い出をもう一度思い出す必要がある。偉そうにしている政治家もしかめっ面をして教育論を語る教育委員会の先生方もみんな子供だったのだ。アウトドアスポーツは、少年時代を思い出す機会なのだ。


 アウトドアや外遊びで楽しいことが無かった大人はアウトドアスポーツで新しい体験をすればいい。水に濡れれば冷たいし、転べば痛い。それがリアリティだ。現代社会は情報があふれているが、情報とはバーチャルなものであって、本物じゃない。現代人は失ったリアリティを取り戻さなければならない。


 アウトドアスポーツをやるということは、少年時代に戻って、思い出すということなのだ。