8日目:帆に風を入れる

 帆に風を入れるように努めた。とにかく、帆に風が通っていないと揚力が起きないので、進むことはできない。風を入れるためには二つの方法がある。一つはシート(ロープ)を引っ張ったり、緩めたりして、風を受けるようにする。二つ目は舵を切って、船の向きを変えて帆に風を入れる。
 午後になると風が強くなって、沖の方に行くと、波が高かった。アクセスディンギーは全長が2メートル足らずで、波が70センチ位あったから、どのくらい揺れたか想像してください。自分で操船しているから、どの様に揺れるか分かっているから、ゲロゲロにならなかったが、隣に誰か乗っていたら、きっと気持ち悪くなってしまうだろう。そんな強風の中でも速く走れたので、とても面白かった。もう少し安定性とスピードがほしいので、もう少し大きい船に乗りたいな。