映画ストーカーの長回しのシーンは、人類の歴史を表している

映画ストーカーの中で、プールの長回しのシーンがあるが、これは人類の歴史を現している。主人公ストーカーが見ている夢として表現されているようだ。
シーンの中には、家族(写真)、病(注射器)、金貨(貧乏)、科学技術(スプリング)、宗教(聖人の写真)、戦争(銃)が現れる。タルコフスキーは映像によって人類の歴史を表現しようとしたのだ。その意味が分かると、退屈なシーンではなく、人類の歴史をしみじみと感じてしまう。

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