スターバックスはフリーエージェントたちの溜り場

書籍 フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか

 今アメリカでは、スターバックスが会社に勤めていないフリーの仕事人たちの仕事場兼コミュニティーになっているそうだ。フリーエージェント(FA)は、野球などでは一般的になっているが、一般のサラリーマンではあまり知られていない。マスコミなどでは、ディレクターなどは最初は会社に属しているが、たいていの場合、実力があれば、フリーになって仕事を請け負うことが多い。
アメリカでは、そのフリーエージェントが一般の会社員にも広がりつつあり、雇われない生き方が進んでいるとのことだ。
そのような人々をターゲットにしてスターバックスなどの喫茶店(?)がフリーエージェントたちに小さなオフィス、コピー機、ファックスサービス、インターネット接続などを提供している。スターバックスのやり方にも感心したが、なによりも雇われないでフリーで仕事をしている人間が増えつつあることにびっくりした。まだまだ、日本ではフリーエージェント的な働き方は一般的ではないが、既にアメリカでは一般的となっている。このような働き方の大変革は、会社のような窮屈な所で生きていけない人間にとっては朗報である。
つまり、インターネットの登場により、個人と個人が繋がるようになったために、自らの興味や能力を生かしてお金を稼げる時代になってきたのだ。資本を独占している大企業や政府がすべてを決めていた時代から自分の興味や能力にあった生き方を選べる時代が来るのではないかと思う。


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