情報学教育の必要性

 インターネットにより個人が情報発信を行う機会が増大すると共に、ネット上に情報が指数関数的に増大しています。企業、大学、官公庁でもいかに情報を扱うが成功の鍵となってきています。この情報の増大化は経済構造すら変えていく勢いです。
 しかしながら、この増大する情報をいかに組織化し、理解するかという訓練は全くと行っていい程教育されず,工業時代の従来型教育を続けており、小中高、大学、果ては研究機関でもきちんと見通しが立てられて行われているとは言えません。
 教育・研究の各レベルにおいて情報の専門家の育成及び普及を進めるべきであります。
 ここで言う情報とはITのみならず、日本語の文脈、英語教育、数理能力などを含めた文理融合の組織的・創造的教育を指しています。この分野の育成こそイノベーションの基盤となるものです。イノベーションを継続的に生み出し続けるためには基盤とな情報教育が重要であると考えます。