教育

アメリカ発MOOCに見るデータリテラシーの基礎講座

MOOC私は最近MOOCというオンライン講座でデータサイエンスを学んでいる。MOOCとはインターネットを通じてアメリカ等の大学の授業を受けることができるサービスだ。中でも有名なのが、Courseraで、私はCourseraにハマっている。去年からはじめて、今まで7つ…

イシューとは変革をもたらす本質的課題

安宅和人の「イシューからはじめよ」を読んだ。著者はマッキンゼーのコンサルタントや脳科学の研究者である。ビジネスと科学研究の両面から知識労働について関わってきた人だ。私の理解では、彼が言うイシューとは、科学研究においてこのことが分かると科学…

外側のルールと内側のルール

社会が与えた外側のルールに従うように子供を訓練するのではなく、子供がそれをやることが好きだという気持ちに基づいて自分の中の基準(ルール)に従うように促すことが自律的な学びにつながるのだ。

データマイニングと多様化の時代

最近、データマイニングについて調べ、研究会やシンポジウムに参加して情報収集している。経済界では、ビッグデータという言葉が流行になっており、データの重要性が叫ばれているようだ。データが大量にあるので、データマイニングの仕事が必要になっている…

努力主義の時代から美意識の時代へ

最近、特に思うのは、社会の構造が変ってきたのではないかということ。今の不況はただの経済不況ではなく、社会構造の変革に伴う混乱状態なのではないかと思う。サラリーマンは社畜だという議論がネットの至る所で繰り広げられている。実際、産業社会ではル…

自分にとって重要なことは三度行なう

以前読んだ企業小説の中で、三度の拒否というのがあった。 ある女性企業家が自分と同じように企業家を目指す女性を支援したいと考え、会合を開いた。たまたま、そこに居合わせたウェイトレスが興味を持ち始めた。彼女は自分の境遇に不満を持ち、何か変化を求…

エレメントを見つけよう

先日、子供の夏休み算数教室の案内が送られてきた。それを見て思ったのは、学校で十分時間を使って算数をやっているのに、更に夏休みの時間を使ってまで算数を学ぶ必要があるのかということだ。 周りの母親を見ていると、いまだに学歴社会への執着に驚いた。…

松本零士の生き方

昨日、NHKの「私が小さかったころ 漫画家松本零士」という番組を見て、感動した。 松本零士の父は、戦時中の軍の飛行機パイロットで、零士の憧れだった。身近にパイロットがいたので、あんなにリアルに戦闘機をかけたのだろう。松本零士の零もゼロ戦(零式艦…

人は自分が教えられ、実感したことしか、人に教えることはできない

私の父は、海が大好きで、私が十歳の頃、今で言う脱サラをして、家族全員で離島に引越しした。父はダイビングが好きで、私は父に認められたいという気持ちもあって、父にくっついて、ダイビングについていった。 確かに、ダイビングで魚や貝を採るのは楽しか…

ニュージーランドには冒険家の学士号がある

何と、ニュージーランドには冒険家の学士号がある。Christchurch Polytechnic Institute of Technology (CPIT)の冒険プログラムに持続可能性と野外教育の学士号がある。他にも大学院レベルの学位もあるようである。これは驚き。日本にもこのような制度があっ…

多様性の時代

巷では、漫画規制条例の議論がなされている。その中で性的描写の云々よりも子供たちに性教育を充実させようという考えもある。私もこの考えに賛成だ。 この議論の本質は、個人(子供を含めて)が多くのモノや情報(コト)をどのように取捨選択し、選択する能…

自分のやりたいことと得意なことが合致する場所を見つける

書籍 才能を引き出すエレメントの法則 ケン・ロビンソンの「才能を引き出すエレメントの法則」を読んだ。どうやって知ったかと言うと、TEDでの講演会を見て、感動したので、著書を見つけて読んでみたのだった。 彼によると、人々には皆それぞれの創造性があ…

韓国ではデジタル教科書が義務化へ

韓国では来春からデジタル教科書が義務化になるそうだ。テレビ番組でもソフトバンクの孫社長が小中学校の教科書をデジタル化すれば、教育投資効果が高いと力説していたが、韓国では既に義務化されようとしている。日本は、技術立国という過去の栄光にしがみ…

学校教育は使い捨て傘の製造場所

今日は、雨が降っていたので、使い捨ての傘を使った。さて、帰る時に、使い捨ての傘を持って帰ろうと思ったところ、傘立てにいくつかの使い捨て傘があり、どれが自分の傘か分からなくなった。 この使い捨ての傘を見ていて、学校教育で作られる画一的な無個性…

日本人は権利について教えられてこなかった

私は最近日本人の受けた教育について、日本人は権利という概念について教えられてこなかったのではないかと思い始めた。私が外国人と話していて指摘されたのだが、日本人は義務については学校や会社などで強制されて学ぶが、権利については学んでこなかった…

教育は、知識より動機付けが重要

私は今まで、学ぶのには知識が重要と思っていましたが、どうやら、知識それ自身よりも知識をいかに実践し、知識を得たいという動機付けを作ることが重要であると思い始めました。 我々は、東大を頂点とする文科省の決めた昔ながらの教育システムの中で、いか…

科学者と民衆の溝

事業仕分けの様子を見てみると、科学者と仕分け人の間には深い溝があるようです。 科学・技術を進める科学者や行政管理者は、自分のやっている仕事の意義を十分理解しておらず、社会に対する説明責任を果たしていないと思います。自分のやっていることが当然…

曲がった木の効用

先日、NHKでお寺の修復に曲がった木が使われているという番組があった。何百年前のお寺の修復が開始され、解体されたところ、中心部に曲がった木が使われていたことが分かった。昔の建築家は曲がった木の耐久性が高いことを熟知しており、わざとお寺の中心部…

情報学教育の必要性

インターネットにより個人が情報発信を行う機会が増大すると共に、ネット上に情報が指数関数的に増大しています。企業、大学、官公庁でもいかに情報を扱うが成功の鍵となってきています。この情報の増大化は経済構造すら変えていく勢いです。 しかしながら、…

TED: 技術、エンターテイメント、デザインの融合領域の講演会

レベルの高いコンピュータ、教育、デザインを融合した学際的講演会を集めたものです。講演者も有名な人も多く,才能あふれる人ばかりで、利己的遺伝子のリチャード・ドーキンス、DNA二重螺旋構造ジェームズ・ワトソンやビル・クリントンなど様々な分野にまた…