リッジソアリングはまるでサーフィンの波乗りのようだ

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今日の風は、強弱が激しく、荒れている感じ。静止しているのに、パリオメーターがピーピー鳴っているのは、気圧が急激に変化している証拠だ。テイクオフでは、機体を揺らされて、両側の二人の人が抑えてくれてるのにもかかわらず、なかなか水平を保てない。そのうち疲れきて、休みたくなったが、両側の二人に申し訳なく、水平になった瞬間に飛び立った。

飛び立った後は、インストラクターの助言で右峰のnasaトップ前でリッジソアリングをした。リッジソアリングをしているが、ところどころサーマルが集まってるところがあって、ビューと持ち上げられる。そこをすかさず、加速して、上昇のエネルギーを無駄にしないように曲がりつつ進む。まるで風の竜の背中をなでるように波乗りするのだ。

私はわざわざ風の流れの強い場所を何度も目指して、通り抜ける。風の竜に当たると機体はあっという間に変な方向に向けられる。でも、その瞬間に舵をきって、高度を稼ぐのだ。それはまるでサーファーがわけのわからない波に乗るのと似ているのではないかと思う(私はサーフィンをしたことはないけど)。

結局、50分ほど、リッジソアリングで滞空時間を稼いで、ランディングとなった。やはり、長時間飛べるとハンググライダーは楽しくなってくる。