14日目:夕方から大荒れ、レスキュー艇が出動!

 今日は天気もよく、日差しが強かった。比較的、風も穏やかで、走りやすかった。すこし、遠出をして、砂利集積の浮島まで行った。その浮島は「未来少年コナン」に出てくるラオ博士が働いている作業船のようだ。
 浮島のあたりに来ると風がとまっていて、進まなくなった。ところが、次の瞬間、突然、大風が吹いてきて、湖が大荒れになってしまった。風が強すぎると、船は風上の風を受けることが出来なくて、操縦不能になるのだ。私は焦って、何度も風を受けようとするが、風が強すぎで、まともに受けると船が大きく傾いて水が入ってきてしまう。何度も風を受けようとしたが、うまくいかないので、帆を縮めて、風の力を弱くすることにした。帆を縮めるととたんに風をうまく掴んで、操船できるようになった。とはいっても、波が荒く、水がザッパンザッパン入ってくるし、揺れるは揺れる。これは、港に戻るしかないと思い、一路港に向かって進んだ。
 途中、進んでいくと、二艘のヨットが沈していた。学生たちは大丈夫だろうか。岸の近くで、風を掴みそこねた。その後、何とか風を掴んで湾内に入ったところ、レスキュー艇がやってきて、私の方を確認していた。しばらくすると、沈んだヨットの方に向かった。後で聞いたところによると誰かが私のアクセスディンギーが操縦不能になったと思って、レスキュー艇に連絡をしたらしく、私を助けに来たのだそうだ。アクセスディンギーは初心者用なので、みんな回りの人が見ていて心配しているので、岸の近くに行く等危険なことをすると通報するので、注意するようにと部長さんに言われてしまった。お騒がせいたしました。