9日目:風がないときは船体を揺らす

 今日は、風があったりなかったりで、風がある時は順調に進めた。夕方になって学生たちが出航し始めた。彼らが船を左右に揺らしているので、何かのトレーニングがと思った。すると、彼らのトレーナーが「扇げ。扇げ」と叫んでいた。その時は風が全くなかったので、やっと合点がいった。船体を揺らして、帆を揺らすことによって団扇を扇ぐのと同じ、無風でも進むようになるのだ。ヨットは無風の時、船体を揺らして進むんですね。