4日目:機体のコントロールに気をつける

 第1〜2日目は、体中が痛くて、練習どころではなかったが、ようやく体が慣れてきて、機体を担いでも肩が痛くなくなった。塩入りの麦茶と梅干を持っていって、休憩ごとに一粒梅干を舐めて、暑さと疲れを防ぐことにした。気温は36度できつかった。
 グラウンドハンドリングでいつも機体が右に傾いてしまうことを指摘されたので、機体をいつもコントロールすることを心がけた。左右のコントロールは少しできるようになったが、上下のコントロールができずに揚力を作り出すことができなかった。
 あまり技術の進歩はなかったが、暑さ、疲れ、筋肉痛に対する免疫ができてきた。ハンググライダーを始めたおかげで、体が強くなってきた。