2日目:緩斜面を機体を担いで走り続け、太ももは肉離れ

 2日目のハンググライダー。グラウンドハンドリングという練習では、機体を持ちながら、緩斜面をひたすら走り続けるというもの。
 すぐに太ももが痛くなってしまい、ほとんど走れなくなった。走っては、太ももを叩いてほぐし、楽になったらまた走るというのを繰り返した。気温も異常に高く、休み休み練習を行った。本当に自分の体力のなさを痛感した。
 このグラウンドハンドリングは、機体をコントロールするためには必要な練習なのだが、とにかくきつくて、嫌になってしまった。ハンググライダーをする人にとっても最も大変な登竜門であるらしい。
 もっと簡単にできると思っていて、舐めていたが、とにかくスクール料金を支払った分はがんばってやってみるつもりだ。
 常に新しいスポーツをやり始めるときはそうだが、やり始めはとにかく筋肉痛に悩まされる。今まで使ったことのない筋肉を使うので、体が悲鳴を上げるのだ。1日目は、肩、脛、足の指が痙攣したりで、痛かったが、2日目は肩は痛くなかったが、太ももが痛くなった。おそらく、その時、一番弱い部分が痛くなるのだろう。痛くなった部分は筋肉繊維が破壊され、その部分を修復するため前よりもっと太い筋肉繊維が作られ、いつのまにか体がそのスポーツに適用できるようになるのだ。
 最初は、もっと簡単にできると舐めていたが、大間違いだった。とにかく、ある程度の筋力がないと機体のコントロールや危険に対処できないので、最初は体力づくりが重要だ。

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グラウンドハンドリングとは