カオス理論って面白い

 今日はシンポジウムで、高塚和夫教授の講演を聴いた。物性の振る舞いをカオス理論で説明し、数学的に形式化使用としていた。私は全くの専門違いなので、数式や物理の公式は全く分からなかったが、以前、カオス理論で脳の情報処理ができないかと模索したことがあるので、何となく面白いと感じた。分子が集まって、色々な相転移をする様子がまるで脳のニューロンの集団的双発現象のように思えた。

 講演を聞いていて感じたのは、やはりそれなりの大学で一生懸命やっている先生も居て、自分の研究を面白く感じ、追及しているということだ。たとえ、私がカオス理論を面白いと思っても、その先生のレベルまで統計力学古典力学などの理論などを理解するには大変な努力と時間がかかると思う。その先生と同じぐらい物理現象を愛していなければ、そこまでの到達点にはいたることは出来ない。一流の学者はやはりその研究している内容を楽しんでいなければ、研究を続けられず、結果一流にもなれないのだ。