アオコ大発生!緑の絨毯が粘ってヨットが進めない

 ラクスマリーナに着いてみると桟橋付近がびっしりとアオコが発生していた。厚さは1センチ位で、緑のペンキで出来た絨毯のようだった。

 港から出ようとしたが、風が弱いのと、アオコが粘ってヨットが走らない。全然進むことが出来ず、立ち往生したが、霞ヶ浦高校の学生に助けてもらって、やっと桟橋に戻ることができた。

 学生たちも風が弱すぎるので、今日はあきらめたと言っていた。私もあきらめて、かえろうかと思った。しかし、せっかく来たのに、もったいないので、何とか港を出る方法を考えた。いつも出航している桟橋は短かったが、長い桟橋の所まで出れれば、アオコの濃度が低く、ヨットは進めそうだった。そこで、他の停泊している他のボートの上を渡りながら、アクセスディンギーを引っ張っていった。

 なんとか、長い桟橋の先端までヨットを引っ張っていくことが出来た。しかし、万が一、アオコのために進めなくなったら、誰かに迷惑をかけてしまうので、少し躊躇した。しかし、ボートライセンス取得のための講習を受けている人が、何かあったら助けてあげるよといってくれたので、勇気百倍でアオコの絨毯の上を進むことにした。

 沖の方に進むと、アオコの濃度が薄くなっているので、風が弱くても進むことが出来た。ラッキー!機転を利かすことでその日もヨットで走り回ることが出来た。

 帰りにも、土浦港の辺りでもアオコが大発生していた。腐り始めていて、土浦駅の東口側では悪臭も漂っていた。ヨットも進むことが出来ないので、実害があるし、何とかアオコ大発生の対処法を考えなくてはならないと思う。