19日目:筑波技術大学の学生の体験会

 ラスクマリーナに着いてみると、筑波技術大学の学生たちがアクセスディンギーカヤック、モーターボートの体験をしていた。


 私も学生をアクセスディンギーに乗せたりして、少し手伝った。学生の中には聴覚障害者が多く、彼ら同士は手話や会話でコミュニケーションをしていた。学生の一人をアクセスディンギーに乗せて、周ったが、多分耳が聞こえないらしく、分からないようだったので、なるべく大きな身振りで説明を指導をした。


 初めて、聴覚障害者の人々と一緒に体験会をやったが、総じて学生は明るく、元気で、楽しい若者だった。聴覚障害者ということで苦労も多いかもしれないが、すれている感じがしなかった。恐らく普通の学生が接するような社会の汚いものにあまり接する機会が少ないのからなのかなと思った。あるいは社会福祉を目指す学生なので、元々目的意識がはっきりしているのかもしれない。