講習12日目:力を抜いて、ピッチコントロールする

 前回も書いたが、力を抜いて飛ぶことは重要だ。なぜかと言うと、力が入っていると機体の傾きや動きを感じ取れないからだ。機体の動きを感じることによって機体と体が一体化して、コントロールできるようになる。
 今の課題は、停止するときにピッチコントロールで、減速して最後にフワッと降りられるようにすることだ。空気に対してどのような角度で進めば、速度を殺して揚力に変えるか、あるいは失速しそうなときにピッチ(角度)を下げて、加速し、最終的に揚力を増やせるか。まるで、スキーやサーフィンで滑っているかのような感覚だ。私は、この滑るような感覚が好きなので、ハンググライダーをやりたいのだと思う。